ウェブサイトを作った動機について①
- Koki EBATA
- 2020年4月25日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年4月29日
2017年にフランスから帰国してからは、ずっと家と職場の往復をしていました。
やらなければならない仕事のルーティンに追われて、ふと立ち止まって気づく事と言えば、小津の映画の場面のように繰り返される日常の些細な変化くらいでした。
(例えば、いつも電車で前に座っているOLが、別の日はドアの付近に立っていたり、自家製のマスクをつけていたり、寝ていたり。)
そんなある日、家の近くの古本屋で首藤教之さんという美術家が小さな個展を開いてるのを見つけたのです。
事前情報を何も知らずに並べられた作品を見ると、とてもカラフルで可愛らしい配色ばかりなので、おそらく20〜30代前半の女性が描いたのかな?と思いましたが、そこに現れたのは私の祖父と同世代の男性でした。
彼の絵を最初にみた印象は、まるでサン=テグジュペリの夜間飛行の挿絵をパウル・クレーが描いたようで、そのことをお伝えすると、優しい物腰でご自身のお話を淡々とお聞かせくださいました。
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