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第1回とらのもん映画祭 2025 平和の賞

  • 執筆者の写真: Koki EBATA
    Koki EBATA
  • 8月13日
  • 読了時間: 2分

先日、開催された第1回とらのもん映画祭にて俳優の村田雄浩さんから平和の賞を頂きました。ありがとうございます。


挨拶の際に読もうと用意していた内容をこちらに転載させていただきます。


8月9日は長崎に原爆が落とされた日です。また、アメリカのB2爆撃機がイランの核施設を攻撃したことを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。 戦争の脅威が高まる今、警鐘を鳴らす意味も含めて『夏空と銀色のブローチ』が入選したのだと思っています。 戦争は人を粉砕していく暴力装置です。 首藤さんのインタビューの中で、戦時中、空腹のあまり他人の畑から青いトマトを盗んでしまう話がありました。 なぜもっと空腹な妹に分けなかったのかと。 このお話は首藤さんの著書『伝言ノート』に収められていますが、私の頭に浮かんだのはアウシュヴィッツを生き延びた後、自殺したプリーモ・レーヴィの三つ恥についてです。 暴力を受けることの恥、相手が人間であることの恥、生き残ることの恥。 ニュースで日々、報道されるイスラエルとパレスチナ、ロシアとウクライナの紛争悪化を見聞きしていると遠くの戦争を止められない無力さに苛まれます。 そんな時、陰謀論や反知性主義に巻き込まれないよう自分の頭で考え、隣人を愛することが戦争に抵抗する一つの行動になるかと思います。 首藤さんの描いた「やさしい平和な飛行機」が皆さんの心に届くことを願っています。


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