top of page
検索
執筆者の写真Koki EBATA

夏空と銀色のブローチの概要

更新日:2021年8月17日


 美術家・首藤教之さん(88歳)の著書「伝言ノート」をもとに、1945年6月19日の福岡大空襲の体験と証言を後世の人のために記録し伝える。当時少年だった彼にとって、飛行機は零戦の設計をした堀越二郎と同様に鳥のように空を飛ぶ「夢の乗り物」だった。しかし、戦争を境に空襲警報、ひゅるひゅると落ちてくる焼夷弾の落下音、燃える街を逃げ惑う人々を目にしたトラウマにより、飛行機は人殺しの「悪夢の兵器」へと変貌する。

1945年8月上旬、静まり返った夏空を見上げると、そこには偵察にきたB29が雲の合間を「銀色のブローチ」のように滑空していった。希望と恐怖が入りまじり、なんとも言えない情景が鮮烈に心に焼きついた彼は、自身の「芸術の力」でかつて悪夢を夢に変えるため人を殺さない「やさしい飛行機」を描き続ける。

閲覧数:24回0件のコメント

最新記事

すべて表示

第9回 福井駅前短編映画祭 優秀賞

先日、開催された 第9回福井駅前短編映画祭にて優秀賞を頂きました。 津田寛治さんから「夏空と銀色のブローチ」評もいただきました。 ありがとうございました。 次回は2/1第10回いせ人権映画祭にて上映予定です。

Comments


bottom of page